中国60年の歴史!? 日本の歴史が最強である理由
◇問題◇
世界で一番長い歴史を持つ国はどこでしょう?
世界で一番長い歴史を持つ国はどこでしょう?
◇答え◇
日本
「え? 中国じゃないの?」と思うかもしれないけど、
中国の歴史は実は60年くらいしかない。
どういうことか。下の図を見てほしい。

なんかごちゃごちゃしてるね。
なぜかというと、多くの国はしょっちゅう王朝が交代して、
違う国になってしまっているからだ。
王朝というのは、その場所を治めている一族のこと。
田中さん家が代々王様をやっていたら「田中朝」、
ジョンソンさん家が代々王様だったら「ジョンソン朝」という表記をする。
で、この王朝は世界史では次々に変わっていく。
あの図は王朝が変わるごとに切れ目が入ってるから、
あんなにごちゃごちゃしているというわけだ。
で、中国60年の歴史(笑)についてだけど、
中国は殷、周、秦、漢…というふうに王朝が変わっていく。
つまり、どんどん別の国になっていってるということだ。
清にいたっては漢民族ではなく満州人の国だしね。
そもそも中国とは「中華人民共和国」の略だったね。
今の中国ができたのは、毛沢東が建国を宣言した1949年のこと。
「中国4000年の歴史」なんて、ウソッパチだったんだね。
ところが、さっきの図を見ると、まったく区切れがない国が1つだけある。
それが日本だ。
日本も確かに藤原氏やら幕府やらリーダーが変わってはいるけど、
本当の君主はただ1つ。
天皇だ。
一番最初の天皇は、神武天皇という。
神武天皇が即位したのが、紀元前660年の2月11日とされている。
(これが紀元節、今の建国記念の日だ)
……というのは、あくまで伝説上のお話。
でもこれを元にした皇紀という暦もある。
ちなみに2015年は皇紀2675年だ。
それでもヤマト王権が成立したのが遅くとも紀元3世紀の前半ごろ。
つまり、日本の歴史はおよそ2000年は続いていることになる。
世界史上、長く続いている王朝でも1000年程度。
だから、日本の歴史は最強なのだ。
その最強の歴史の秘密は、さっきも述べたように天皇の存在。
今でこそ忘れがちだけど、皇室というのは我々日本人にとって一番の宝なのだ。
◇参考にした本◇
竹田恒泰『旧皇族が語る天皇の日本史』(PHP新書)
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